おすすめラーメン店のメニューをご紹介

『手揉み中華蕎麦 醤油』|麺処ほん田

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本日は番外編。東京。
東十条の『麺処ほん田』にやってきました。
『麺処ほん田』といえば、店主の本田祐樹さんが21歳と若くして独立開店したお店。
開業当時から話題を集めた人気店ですが、未だにその人気は衰えを知らず常に行列を作る人気ぶりです。

『麺処ほん田』以外にも気になるお店がいくつかある北区エリアですが、何となく先延ばしにしてしまいました。

京浜東北線に乗り、東十条で下車。
南口から出て徒歩10分弱と好立地。これだけ行きやすいお店なのになぜ今までほっといたのか謎。

開店30分前に到着。
まだ誰も並んでなかったのでブラーっと東十条を散策。
赤羽をはじめ北区独特のディープな雰囲気がたまりませんね。
小さな飲み屋さんも多く、会社帰りにぷらっーと飲んで締めに美味しいラーメン。住んだら楽しそうなエリアです。

開店15分前に戻ると、10人ほどの並び。
急いで列に加わります。
なんとか1巡目はキープできました。
良かった。

基本メニューは大きく分けてらーめん系とつけ麺。
ラーメンはあっさり系の醤油と塩とこってり系の濃厚豚骨があります。
つけ麺はこってり系の濃厚豚骨のみ。

今回いただくのはあっさり系の『手揉み中華蕎麦 醤油』850円。
手揉み太麺かストレート細麺を選べます。
迷うことなく手揉み太麺をチョイス。

目の前で店主が麺に手揉みを加えていきます。
複数の店舗を構えつつも店主が未だに最前線でラーメンを作っている姿に感動を覚えます。
ほぼ全ての工程を店主がこなしているようでした。
流れるような丁寧な仕事をカウンター越しで見ることができたのも嬉しい経験です。

待つ間、隣の方が食べていた濃厚系のつけ麺や限定と思われる昆布水のつけ麺もとても美味しそうでした。

『手揉み中華蕎麦 醤油』
を店主より直接手渡しでいただきました。

色濃いスープの中に泳ぐ麺。
具材はチャーシュー2種、メンマ、小松菜、海苔、ネギ。

まずはスープからいただいてみます。醤油の瑞々しい旨味が押し寄せてきます。
強めに効かせながらも角がとれたまろ味のある口当たり。
その後に押し寄せてくるコク深いスープの旨味。
しばしレンゲを置くことが出来ませんでした。

さらに側面を焼いてあるチャシューをスープに沈ませると味わいに変化が生まれます。
チャーシューの香ばしい旨味が醤油ダレとマッチしてさらに風味が増します。
考え抜かれたスープにもはや脱帽ですね。

麺は手揉みを加えた太麺。加水率の高い麺をやや柔らかめに茹で上げています。
麺肌は滑らかで舌触りがよく、手揉みを加えたことで生まれた縮れがプルプルとした食感に変化をもたらします。
スープの持ち上げも優秀で麺を通して感じる醤油の旨味がたまりません。
この麺とても美味い。
スープとのバランスも秀逸で互いにそれぞれの魅力を引き立てています。

チャーシューは醤油ダレで煮詰めたような豚バラとまた別な調理法の肩ロース。豚バラ肉は煮詰めてから焼きが入っているようでとても香ばしい風味をまとっています。
肩ロースは肉とは思えないような弾力性のあるもちもちとした食感が特徴的。
どちらも素材の魅力を余すことなく引き出した逸品。
そしてラーメンの魅力を損なうことのないバランスが素晴らしい。

トッピングとしては珍しい小松菜の茎は、シャキシャキとした食感と苦味がいいアクセントを与えてくれます。

麺を食べ終えた後も何度もレンゲでスープを飲み続けてしまいました。
何となく、仙台の『麺匠ぼんてん』『醤油らーめん』のニュアンスが頭をかすめます。

ラーメンとしては古典的な方向性ながらも、それぞれの素材が優れていることはもとより、それを引き出す手腕の高さや、非凡なバランス感覚からうまれた傑出した一杯は食べながら幸せを感じます。
食べた直後からまた明日食べたいと感じさせる一杯。
とても美味しかったです。
ご馳走様でした。

『麺処ほん田 東十条本店』
住所 東京都北区東十条1-22-6
営業時間 [月・木] 昼営業 11:30~16:00
     [火・金・土・日] 昼営業 11:30~15:00 夜営業 18:30~22:00
定休日  水曜日(水曜日は別メニューで営業しているようです)