【仙台】中華そば一休の「梅塩中華そば」を実食レポート|南高梅が引き立てる淡麗塩の一杯
限定メニューを食べに来たのにもかかわらず、「今日はやっぱりこれにしよう」と自然に手が伸びてしまう。そんな不思議な魅力を持つ一杯が、仙台市宮城野区・榴岡にある「中華そば一休」の『梅塩中華そば』です。
鶏と魚介の旨味を丁寧に引き出した淡麗系スープに、大粒の南高梅がひとつ。シンプルな構成ながら、食べ進めるほどに表情を変えていく、仙台を代表する塩ラーメンの一つだと思います。今回は、改めてその美味しさをご紹介します。
店舗情報
| 店名 | 中華そば一休 |
|---|---|
| 住所 | 仙台市宮城野区宮城野1-1-37 |
| 電話 | 022-297-2332 |
| 営業時間 | 火〜金 11:00〜15:00/17:30〜21:00、土・日・祝 11:00〜21:00(通し)※スープがなくなり次第終了 |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合火曜日) |
| 席数 | カウンター7席 |
| 駐車場 | 無(近隣のコインパーキングをご利用ください) |
| 注文方法 | 券売機 |
| 支払い方法 | 現金のみ |
| SNS | 公式X(@chuukasoba19) |
| 訪問日 | 2026年7月24日 |
注文した一杯|梅塩中華そば
今回注文したのは「梅塩中華そば」。定番の塩中華そばに南高梅をトッピングした一杯で、具材はチャーシュー、南高梅、メンマ、海苔、ネギというシンプルな構成です。
す限定メニューも魅力的な店ですが、何度も足を運ぶ理由はやはりこの一杯。定期的に食べたくなる、個人的な定番です。
中華そば一休はどんなお店?
仙石線「榴ケ岡駅」より徒歩約1分。楽天モバイルパーク宮城や仙台サンプラザホールのすぐそばという立地で、ランチタイムを中心に多くのお客さんで賑わう人気店です。
鶏と魚介の旨味を丁寧に引き出した淡麗系ラーメンが看板で、塩・醤油ともに完成度が高く、季節ごとの限定メニューを目当てに通うファンも多いお店です。カウンター7席のこぢんまりとした店内ですが、回転が良いのでさほど待たずに入れることが多いです。
【実食レビュー】梅塩中華そばを堪能
着丼すると、まず目を引くのは透き通るような黄金色のスープ。

余計な装飾はなく、中央には存在感のある大粒の南高梅。その周りにしっとりとしたチャーシュー、メンマ、青ネギが美しく盛り付けられ、淡麗系ラーメンらしい上品な一杯に仕上がっています。決して派手ではありませんが、一つひとつの具材が丁寧に配置されており、お店の仕事の細やかさが伝わってきます。
スープ|鶏と魚介が織りなす、奥深い旨味
まずは梅には触れず、スープだけをひと口。これが何度飲んでも美味しいんですよね。

最初に感じるのは、鶏のふくよかで優しい旨味。そのあとから節系を中心とした魚介の香りがゆっくりと広がり、味わいに奥行きを与えてくれます。
透明感のあるスープですが、決して「あっさり」だけではありません。鶏のコクと魚介の旨味が何層にも重なり、非常に密度の高い味わいです。それでいて塩味は驚くほどまろやかで、出汁の旨味をしっかり引き立てながらも塩辛さを感じさせません。
レンゲを運ぶたびに新たな旨味を感じ、思わずもう一口、もう一口と飲み進めてしまいます。淡麗系でありながら満足感が非常に高く、「塩ラーメンは物足りない」というイメージを覆してくれる一杯です。
麺|スープと見事に調和する細ストレート
合わせるのは低加水の細ストレート麺。まず感じるのは、パツッとした心地よい歯切れです。

噛むほどに小麦の風味が広がり、スープとの相性も抜群。細麺でありながら存在感があり、スープをしっかりと持ち上げてくれるため、一口すすれば鶏と魚介の旨味を余すことなく楽しめます。
食べ進めるにつれて麺がスープになじみ、後半には少ししなやかな食感へと変化していくのも魅力。このスープには、この麺しか考えられないと思えるほど完成された組み合わせです。
南高梅|主役を引き立てる、絶妙な存在感
「梅塩中華そば」の最大の特徴が、この南高梅です。
南高梅は和歌山県を主産地とする梅の品種で、数ある梅の中でも最高級のブランドとされる存在。皮が薄く、種は果実の割に小さいため可食部が多く、果肉は厚くふっくらとやわらかいのが特徴です。
収穫は木から手でもぎ取るのではなく、完熟して自然に落下したものを丁寧に拾い上げる「完熟落下」という方法が主流。完熟が進むにつれて黄色く色づき、日の当たった部分にはほんのり紅が差して、香りもぐっとフルーティーになっていきます。この一杯にのる南高梅も、まさにその完熟ならではの表情。角の立たない、まろやかな酸味と自然な甘みのバランスが際立っています。
おすすめの食べ方は、最初は崩さずに塩スープ本来の味を楽しみ、途中から少しずつ梅を崩して麺と一緒にいただくスタイル。梅の酸味は非常に穏やかで、決して前に出過ぎません。ほのかな甘みも感じられ、鶏や魚介の旨味を邪魔するどころか、味を引き締めながら爽やかな後味を演出してくれます。
皮が薄く果肉がやわらかいという南高梅の特性そのままに、箸で軽くほぐすだけですっとスープに溶け込んでいくのも心地いいところ。「梅入りラーメン」というより、「塩ラーメンをさらに美味しくするための南高梅」。そう表現したくなるほど、この一杯に欠かせない存在です。
少しずつ梅を崩していくと、スープの表情がゆっくりと変わっていきます。鶏と魚介の濃厚な旨味を土台に、梅の爽やかな酸味が溶け込むことで、後半は驚くほど軽やかな味わいへと変化。最初は出汁の旨味を楽しみ、中盤は梅との調和を味わい、最後は爽快な余韻を楽しむ。一杯のラーメンでここまで自然な味の変化を楽しめるのは、この「梅塩中華そば」ならではの魅力でしょう。
トッピング(具材)
チャーシューはしっとりと柔らかく、噛むほどに肉の旨味が口いっぱいに広がります。適度な脂の甘みがありますが、梅の爽やかさが口の中をリセットしてくれるため、重たさはまったく感じません。
スープとの一体感も素晴らしく、肉の旨味と塩スープのバランスが絶妙。派手さはありませんが、一杯全体の完成度を高める重要な存在だと感じます。
鶏と魚介が織りなす奥深いスープ、まろやかな塩ダレ、歯切れの良い細ストレート麺、しっとりとしたチャーシュー、そして少しずつ表情を変えていく南高梅。どれか一つが突出しているのではなく、それぞれが見事なバランスで調和し、一杯として非常に高い完成度を生み出しています。何度食べても期待を裏切らない、これからも通い続けたくなる定番の一杯です。
こんな人におすすめ
- 出汁の旨味をじっくり味わえる淡麗系の塩ラーメンが好きな方
- 一杯の中での味の変化を楽しみたい方
- 梅や柑橘など、爽やかなアクセントの効いたラーメンに興味がある方
- 楽天モバイルパーク宮城・榴岡公園周辺で食事を探している方
アクセス・詳細情報
仙石線「榴ケ岡駅」より徒歩約1分、仙台駅東口からも徒歩15分ほどです。駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。榴岡公園・楽天モバイルパーク宮城・仙台サンプラザホールのすぐそばという立地で、イベント前後の立ち寄りにも便利です。
