さっぽろ純連 仙台店|仙台で味わう本格札幌味噌ラーメン【実食レビュー】
何度か足を運んでいながら、ちゃんとレポートしたことがなかった店があります。「さっぽろ純連 仙台店」です。仙台・上杉エリアにある、本格的な札幌スタイルの味噌ラーメン専門店。今回こそはと腰を据えて向き合ってきました。

結論から言うと、これだけ通い続けてきた理由が改めてよくわかった一杯でした。仙台でこのレベルの札幌味噌ラーメンが食べられるというのは、やっぱりかなり貴重なんですよね。
さっぽろ純連 仙台店の基本情報
| 店名 | さっぽろ純連 仙台店(じゅんれん) |
|---|---|
| 住所 | 宮城県仙台市青葉区上杉2-9-21 宝プロシード上杉1F |
| アクセス | 地下鉄南北線 北四番丁駅 徒歩10分 / JR仙山線 北仙台駅 徒歩12分 |
| 電話 | 022-215-4001 |
| 営業時間 | 11:00〜20:30(火曜定休) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | なし(近隣にコインパーキングあり) |
| 席数 | カウンター14席(3名以上は別れての着席になる場合あり) |
| 注文方法 | 券売機 |
| 支払い方法 | 現金のみ(カード・電子マネー・QR不可) |
| 訪問日 | 2026年5月13日 |
| SNS | 要確認 |
注文したのは味噌ラーメン(大盛)

今回注文したのは味噌ラーメンの大盛です。「さっぽろ純連」といえばチャーハンも看板メニューのひとつ。ラードをたっぷり使ったパラパラ系で、こちらも評判が高いんですよね。ただ、ラーメンと一緒にフルサイズで頼むのはなかなかの覚悟がいるので、今回はラーメン一本に集中することにしました。

さっぽろ純連とはどんな店か
「さっぽろ純連(じゅんれん)」は、昭和39年(1964年)に札幌で創業した老舗の味噌ラーメン専門店です。創業当初は「純連」と書いて”すみれ”と読んでいたことで知られていて、「すみれ」と「純連(じゅんれん)」の関係はラーメン好きのあいだではよく語られる話です。現在、「すみれ」は三男が、「さっぽろ純連(じゅんれん)」は長男が引き継ぐ形で、それぞれ独立した店として営業しています。
当時のラーメンがさっぱり系主流だった中、純連は濃厚な味わいをひたすら追求しました。その路線が今の”札幌味噌ラーメン”の原型を作ったとも言われています。麺は創業当時から変わらず森住製麺の特注麺を使用。高加水の中太ちぢれ麺で、コシと弾力が特徴です。
仙台店は上杉エリアに構える支店。最寄りの北四番丁駅から徒歩10分ほどと、仙台駅からはやや距離がありますが、それでも行列ができる人気店です。実際に何度も通っていますが、空いているところを見たことがほとんどない。それが「さっぽろ純連 仙台店」という店の実力を物語っていると思っています。
【実食レビュー】さっぽろ純連 仙台店の味噌ラーメン大盛

スープ:ラードの熱さとコクが同居する、正真正銘の札幌味噌
丼が運ばれてきた瞬間から、液面をラードの膜がしっかり覆っているのが見てとれます。これが「さっぽろ純連」のスープの第一印象です。
一口目で驚くのは、その熱さ。普通のラーメンと同じ感覚で口に運ぶと、舌が本気で驚きます。でも、その熱さと一緒にビシッと届く味噌のコク、塩分の重厚な旨みが重なって、「これが純連の味だ」と腑に落ちる瞬間があるんですよね。

食べ進めると、ふわっと生姜の香りが鼻を抜けていく瞬間があります。これがいわゆる”爽快感”の正体で、こってり系なのに不思議と重くならない理由のひとつ。ラードのコクと生姜のきれのバランスが、本当に丁寧に設計されていると感じます。
終盤は卓上の豆板醤を少量加えてみました。突き抜けるような辛さではなく、味噌スープと自然に調和して旨みが一段立体的になる感覚。これがまたたまらないんです。豆板醤を入れる前のスープも好きだし、入れた後のスープの爆発力も大好きなので、入れるタイミングがともて難しいです。

麺:プリッとした中太ちぢれ麺。時間とともにスープとの一体感が増していく
麺は黄色みの強い中太のちぢれ麺です。もちろん森住製麺です。箸をつけた瞬間は、スープの力強さに負けじと麺自体がガツンと旨さを主張し、お互いが競い合うような勢いを感じます。今回は写真を撮っているうちに少し時間が経ってしまい、やや柔らかめの仕上がりになってしまいました。それでも程よい弾力は残っていて、麺自体にもしっかりと旨みが感じられます。

むしろ、少し柔らかくなったこのタイミングから、麺がスープに寄り添うように一体感のある旨さを演出しだすのが面白いところです。スープとの絡みがとにかく良くなり、炒め野菜やチャーシューと一緒に口に入れたときの、あの味の広がりはまさに札幌味噌ラーメンの醍醐味と言っていいと思います。麺とスープと具材が別々に主張するのではなく、ひとつにまとまって口の中で完成する感じです。
トッピング:それぞれが役割を持って全体を支えている
炒め野菜(もやし・玉ねぎ・挽肉)は、スープに溶け込まず独立した存在感を保ちながら、麺と一緒にほおばることで全体の旨みを底上げしてくれます。刻みチャーシューは細かくスープに馴染み、食べ進める中で自然に旨みを補う役割を担っています。メンマは単体では味の主張が控えめですが、麺や炒め野菜と合わせると食感のアクセントとして機能していました。意図的にそのバランスで調整されているのかもしれないと感じます。ネギはスープの熱さの中でほどよく和らぎ、全体に爽やかさを足してくれます。

雰囲気・接客
仕事帰りの19時過ぎに訪れると、店内はほぼ満席。少し待つ場面もありましたが、スタッフの方たちの動きがキビキビとしていて、見ていて気持ちがよかったです。特に女性スタッフの方の対応は丁寧かつテンポよく、混んでいる時間帯でもせわしなさを感じさせない。むしろその活気を心地よく感じられる空間でした。
食べ終わった後に飲む一杯の水は、濃厚な味噌スープの余韻をきれいに整えてくれます。これがまた格別においしく感じてしまうのは、純連の味噌ラーメンがいかに味わい深かったかを物語っているように感じられます。

こんな人におすすめ
- ✅ 仙台で本格的な札幌スタイルの味噌ラーメンを食べたい方
- ✅ コクと旨みは欲しいけど、重すぎるのは苦手という方
- ✅ ランチ・夕食にしっかりとした一杯を楽しみたい方
- ✅ 純連・すみれ系の味が好きで、仙台でも食べたい方
まとめ:何度来ても、この一杯は裏切らない
この一杯のポイント
- ラードで守られた高温スープと、コク深い味噌の旨みが同居している
- 食べ進めても重くならない、生姜の香りが生む爽快感
- 炒め野菜・刻みチャーシュー・メンマがそれぞれ役割を持ち、一杯として完成している
- 豆板醤を加えると旨みが立体的になり、終盤まで飽きない
何度か通っていながら、改めて向き合ってみると、やっぱりこの店の完成度は高いと実感します。仙台でこれだけ本格的な札幌味噌ラーメンが食べられることは、それだけで価値があります。次回は久々に塩ラーメンも試してみたいと思っています。また必ず行きます。
仙台には他にも、個性の異なる魅力的な札幌味噌ラーメンのお店がいくつかあります。先日レビューしたこちらのお店も、また違った表情を持つ丁寧な一杯を味わえるのでおすすめです。
ぜひ合わせてチェックしてみてください。

アクセス・詳細情報
最寄り駅は地下鉄南北線の北四番丁駅(徒歩約10分)、またはJR仙山線の北仙台駅(徒歩約12分)です。いずれも駅から少し歩きますが、それでも訪れる価値がある一杯です。駐車場は店舗にありませんが、周辺にコインパーキングが複数あります。支払いは現金のみのため、事前に用意しておきましょう。
