純連 仙台店の塩ラーメンで覆った「塩=あっさり」の常識【仙台・上杉ラーメン】
「塩ラーメン=薄味」という先入観を、この一杯が静かに、しかし確実に覆してくれた。仙台ラーメンの中でも独自のポジションを持つ「純連 仙台店」。前回いただいた味噌ラーメンの記憶が忘れられず、今度こそ気になっていた塩ラーメンを試そうと、再び暖簾をくぐった。
仙台・上杉エリアにある「純連 仙台店」は、繁華街から少し離れた落ち着いたエリアに構える一軒だ。派手な看板があるわけではないが、ランチタイムには地元の常連客を中心に、しっかりと行列ができる人気ぶりを見せる。
店舗情報
| 店名 | 純連 仙台店(さっぽろ純連 仙台店) |
|---|---|
| 住所 | 宮城県仙台市青葉区上杉2丁目9−21 ライトハウスビルディング |
| アクセス | 地下鉄南北線「北四番丁」駅から徒歩5〜10分 |
| 電話 | 022-215-4001 |
| 営業時間 | 11:00〜20:30(変更の場合あり) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし(近隣にコインパーキング複数あり) |
| 注文方法 | 券売機 |
| 支払い方法 | 現金のみ |
| 座席数 | カウンター14席ほど |
| 訪問日 | 2026年7月15日 |
| SNS | 要確認 |
純連 仙台店のメニューと注文した一杯
今回注文したのは塩ラーメン。前回の味噌ラーメン訪問時からずっと気になっていた一杯だ。券売機でチケットを購入し、カウンター14席ほどの店内でしばらく待つと、表面をラードが覆う一杯が運ばれてきた。
その前回いただいた味噌ラーメンの実食レビューは、こちらの記事にまとめている。純連の看板メニューが気になる方は、あわせて読んでみてほしい。

純連 仙台店の特徴
「純連」は、札幌・豊平区に本店を持つ味噌ラーメンの名店として知られる。仙台店でもそのこだわりはしっかりと受け継がれている。ちなみに「純連(じゅんれん)」と「すみれ」は経営者が兄弟同士という関係にあり、暖簾分けの歴史をたどるとラーメン好きにはたまらない系譜が見えてくる。仙台店は、その「じゅんれん」の直系にあたる一軒だ。
メニューは味噌・正油・塩の3枚看板に加え、辛味噌・塩ワンタン・味噌バターコーンなどバリエーションも豊富。券売機の前に立つと、選択肢の多さについ迷ってしまうかもしれない。
炒めた野菜の旨みをスープに丁寧に溶け込ませるスタイルが特徴で、塩・味噌いずれのメニューも、ラードを使った独自の仕上げにより、体の芯まで温まるような一杯に仕上がっている。薄味に傾きがちな一般的な塩ラーメンとは一線を画した、コクと香ばしさが際立つ濃厚系だ。
【実食レビュー】純連 仙台店の塩ラーメンを堪能
スープの感想
丼を受け取った瞬間、表面をびっしりと覆うラードが目に入る。
触れる前からその熱量が伝わってくるような見た目だ。一口すすると、まず感じるのは炒めた玉ねぎの甘みと香ばしさ。「塩ラーメン」という名前から想像するような、さらりとしたスープではない。塩気はしっかりと効いており、飲み進めるにつれてスープの奥行きがじわじわと広がってくる。ラードが保温の役割も果たしているため、最後まで熱々の状態で楽しめたのも印象的だった。
終盤には卓上の豆板醤を少し加えてみた。ピリッとした辛味が加わり、これはこれで美味しい。ただ、豆板醤の濃さのある辛味は、やはり味噌ラーメンのスープと合わせたときの方がより相性がよかったように感じる。塩スープには、豆板醤を入れすぎず、素の味わいを楽しむくらいがちょうどよいのかもしれない。
麺の食感
麺は黄色みを帯びた中太のちぢれ麺。

口に入れるとプリプリとした弾力が心地よく、噛むほどに麺本来の風味が感じられる。ちぢれ具合がほどよく、濃厚なスープやラードをしっかりと絡め取ってくれるため、一口ごとにスープの旨みが麺と一体となって楽しめる仕組みだ。
トッピング(具材)
具材については、炒め玉ねぎがスープに溶け込んでいる点が最大の個性。単なるトッピングではなく、スープの味わいそのものを構成する重要な要素として機能している。他の具材もスープの世界観を邪魔せず、一杯としての統一感を保っている。
店内の雰囲気とサービス
店内はカウンター14席ほどのこぢんまりとした空間。中休みのない通し営業のため、時間を選ばず立ち寄れるのはありがたいポイントだ。一方で、ピーク時には外まで行列ができることもあるようで、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめだ。
卓上には一味唐辛子・胡椒・豆板醤・ごま塩などの調味料が並び、自分好みに味を調整できるのも嬉しい。一人でふらっと入りやすい雰囲気で、近隣で働く人たちの普段使いの店として定着している印象を受けた。
おすすめポイント
- 炒め玉ねぎの甘みと香ばしさが溶け込んだ、独自性の高い塩スープ
- ラードがもたらす濃厚なコクと、最後まで続く熱々の温度感
- プリプリとしたちぢれ中太麺がスープとよく絡み、一体感のある食べ応え
こんな人におすすめ
- 「塩ラーメン=あっさり系」という先入観を持っている方
- 濃厚でコクのあるスープが好きな方
- 仙台でこだわりの札幌ラーメンを探している方
純連 仙台店で塩ラーメンを食べるべき理由
今回いただいた塩ラーメンは、一般的な塩ラーメンの概念を気持ちよく裏切ってくれる一杯だった。炒め玉ねぎの甘みと香ばしさ、しっかりとした塩気、そしてラードがもたらすコクと熱量。これらが見事に調和しており、クオリティの高さは間違いない。
ただ、正直なところ、「純連」の真骨頂はやはり味噌ラーメンにあると改めて感じた。塩ラーメンのテイストが味噌ほどしっくりくるかどうかは、好みによる部分も大きいかもしれない。とはいえ、どちらも甲乙つけがたいクオリティであることは確かだ。
その味噌ラーメンの実食レビューは、こちらの記事で詳しく紹介している。塩と食べ比べる際の参考にしてほしい。

- 「塩ラーメン」の固定観念を覆す、濃厚でコクのある一杯
- ちぢれ中太麺とスープの相性が抜群
- 味噌・塩・その他メニューと、再訪のたびに新しい発見がある
次回は辛味噌や塩ワンタンにもトライしてみようと思う。「純連 仙台店」は、何度訪れても新しい楽しみ方ができる店だ。
アクセス・詳細情報
最寄りは地下鉄南北線「北四番丁」駅。北出口から徒歩5〜10分ほどの距離にある。専用駐車場はないが、店の周辺にコインパーキングが複数あるため、車での訪問も難しくない。
