【仙台・荒町】味噌ラーメンことぶき|さっぽろ味噌を静かな夕営業でじっくり堪能した
注文を入れた瞬間、厨房から中華鍋を煽る音が響いてきました。香ばしい味噌と野菜の香りが漂ってきて、「待つ時間から楽しめる」と静かに思いました。仙台・荒町にある「味噌ラーメンことぶき」は、今回が2度目の来店です。はじめて夕営業の時間帯に訪問したところ、店内は貸し切り状態。落ち着いた空間でじっくり向き合えた一杯を、記事としてまとめます。

店舗情報|味噌ラーメンことぶき(仙台・荒町)
| 店名 | 味噌ラーメンことぶき |
|---|---|
| 住所 | 宮城県仙台市若林区荒町158-2 荒町イーグルマンション1階 |
| アクセス | 仙台市営バス「荒町」停留所より徒歩すぐ |
| 営業時間 | 月・火・水・金 11:00〜15:00 / 18:30〜20:30 木 11:00〜15:00 日 11:00〜15:00 ※要公式Xを確認 |
| 定休日 | 土曜日 |
| 駐車場 | なし(近隣のコインパーキングを利用) |
| 注文方法 | 口頭注文・後払い |
| 支払い方法 | 現金・キャッシュレス・クレジットカード |
| SNS | 公式X(@SIYMR1) |
| 訪問日 | 2026年5月8日(夕営業) |
注文した一杯|さっぽろ味噌
メニューには「さっぽろ味噌」「せんだい辛味噌」のほか、「辛味噌オロチつけ麺」も揃っています。

今回選んだのは「さっぽろ味噌」。チャーハンも気になりましたが、この日はラーメン単品に集中することにしました。
チャーハンとハーフ味噌ラーメンがセットになった「ハンみそ」というメニューもあります。次回があればぜひ試してみたいと思っていました。

味噌ラーメンことぶきとはどんな店か
「味噌ラーメンことぶき」は、2023年3月に仙台・若林区荒町にオープンしたお店です。店主は、札幌「さっぽろ純連」での修業経験を経て、宮城野区岩切の人気店「らーめん本竈」で店長を務めたのち独立した方です。
荒町はラーメン激戦区として知られるエリア。その中でも、仙台では数少ない札幌スタイルの味噌ラーメンを軸に据えた一軒として、オープン当初から注目を集めてきたお店です。注文が入るたびに中華鍋を豪快に煽るスタイルは、待っている間から食欲を刺激してくれます。
麺には京都の製麺所「麺屋棣鄂(ていがく)」の麺を使用しており、素材へのこだわりも感じられます。

【実食レビュー】さっぽろ味噌を堪能する
着丼した瞬間、まず目を引いたのはそのビジュアルの美しさです。チャーシュー、炒め野菜、メンマ、ネギ、そしておろし生姜がきれいに盛り付けられていました。見た目から、食べる前の期待感がぐっと高まります。

スープ|やさしい乳化感と、飲みやすいさっぽろ味噌
スープをひと口いただくと、トロッとした口当たりの中に、柔らかな味噌の旨味がじんわりと広がります。乳化がしっかりしていてまろやか。想像していたよりも飲みやすい印象で、どんどんスプーンが進みます。
ただ、食べ進めるにつれてスープの温度が下がると、旨味よりも塩分のほうがやや前に出てくる感覚がありました。好みの問題かもしれませんが、熱いうちに一気に楽しみきるのがおすすめです。
麺|京都・麺屋棣鄂のちぢれ麺

使用されているのは、京都の名門製麺所「麺屋棣鄂(ていがく)」のちぢれ麺。食感はしっかりとしていてコシがあり、それ自体の品質は確かです。ただ、スープとの絡みの中で塩分をやや多く感じる場面があり、そのあたりが個人的には少し気になりました。塩味の効いたしっかりめの味わいが好きな方には、むしろこのくらいがちょうどいいかもしれません。
トッピング|香ばしい炒め野菜と、ほろほろチャーシュー
チャーシューは肩ロースと思われる部位で、しっとりと柔らかく仕上がっていました。炒め野菜は中華鍋でしっかりと火が入っており、香ばしさが残ってスープとよく合います。おろし生姜のアクセントも効いていて、全体に奥行きを添えてくれていました。

夕営業の雰囲気|静かに、一杯と向き合える時間
今回は夕営業の時間帯に訪問しました。店内に入ると、他にお客さんはおらず、貸し切り状態。おかげでゆっくりと、落ち着いて食べることができました。
荒町イーグルマンションの1階という立地で、こぢんまりとしたカウンター席のみの空間。派手さはありませんが、丁寧に作られた一杯と正面から向き合えるお店です。
こんな人におすすめ
- 仙台で本格的な札幌スタイルの味噌ラーメンを食べたい方
- あっさり飲みやすい乳化系スープが好きな方
- チャーハンとセットでがっつり食べたい方(「ハンみそ」がおすすめ)
- 静かにゆっくり食べたい方は夕営業がねらい目
- しっかりめの塩味が好みの方には特に合いそう
まとめ|丁寧な一杯だからこそ、味の輪郭が少し気になった
香ばしい炒め野菜と、飲みやすい乳化系の味噌スープ。「ことぶき」の一杯は、尖りすぎず、独自の個性がある、そういう佇まいでした。ビジュアルも美しく、トッピングの完成度は本当に高い。
ただ率直な感想を言うと、麺とスープの塩味のバランスが自分の好みとは少しすれ違ってしまった印象です。せっかくスープ自体が飲みやすい乳化系でまろやかな仕上がりだからこそ、その奥にあるはずの旨味と塩気がひとつに昇華しきれず、塩味の強さだけが少し尖って際立って感じられてしまった。そこが、個人的に好みの分かれるポイントになりそうです。
ですが、これは完全に好みの話。このソリッドなバランスが好きな方には、むしろドンピシャな一杯だと思います。ラーメン自体の作りの丁寧さはしっかりと感じられますし、別の日にチャーハンと組み合わせて食べたらまた印象が変わるかも——そんなことを考えながら、店をあとにしました。
そういえば、食べながらふと思い出したのが、仙台・上杉にある「さっぽろ純連 仙台店」のこと。あちらはより純連らしさを前面に感じる一杯で、久々に食べに行きたくなりました。仙台で札幌味噌ラーメンを食べ比べてみるのも、楽しみ方のひとつかもしれません。
——というわけで、あの王道の味がどうしても我慢できなくなり、さっそく「さっぽろ純連 仙台店」へも足を運んできました。キレのある塩気と濃厚な旨味がガッチリと噛み合う、あの圧倒的な一体感はやはり格別です。
お店の活気ある雰囲気や、食後の余韻まで堪能した詳細なレポートは、ぜひこちらの記事からチェックしてみてほしい。

アクセス・詳細情報
「味噌ラーメンことぶき」は、仙台市若林区荒町の荒町イーグルマンション1階にあります。専用駐車場はありませんが、お店の目の前にコインパーキングがあります。バスをご利用の方は、仙台市営バス「荒町」停留所からすぐです。
