麺や遊大の濃厚タンメン食べ納め|富谷市の名店が10月で提供終了
長く親しんできた一杯に、区切りがつくと知ったら、やはり食べにいきたくなりますよね。
久しぶりに富谷市の「麺や遊大」へ足を運びました。目的は、ひとつの別れを告げるためです。宮城県に濃厚タンメンというジャンルを根付かせた、立役者ともいえるお店。その看板メニューである濃厚タンメンが、10月いっぱいで提供終了となります。
お店はメニューを刷新し、リニューアルオープンする予定とのこと。宮城のラーメン史の1ページが変わる前に、どうしても最後の一杯を味わいたくて伺いました。
麺や遊大の店舗情報
富谷市富ケ丘の住宅街にあり、郵便局と同じ建物に入っています。駐車場があるので、車でも立ち寄りやすいお店です。
| 店名 | 麺や遊大 |
|---|---|
| 住所 | 宮城県富谷市富ケ丘2丁目20-2 サイバーパーク富谷102 |
| アクセス | 地下鉄南北線 泉中央駅からバスで約15分 |
| 電話 | 022-343-6971 |
| 営業時間 | 11:00〜14:15(L.O.) 17:30〜20:00(L.O.) ※完売次第終了 |
| 定休日 | 火曜日、月・木・日曜日の夜 |
| 駐車場 | あり(第二駐車場あり) |
| 注文方法 | 券売機 |
| 支払方法 | 現金 |
| 訪問日 | 2026年9月25日 |
| SNS | 公式X(@bitbybit314) |
⚠️ 営業時間・定休日は公式Xプロフィールの記載に基づいています。臨時休業や完売による早仕舞いもあります。リニューアル前後は営業内容が変わる可能性もあるので、訪問前に公式Xで最新情報を確認してください。
麺や遊大で注文したのは看板の濃厚タンメン
今回注文したのは、看板メニューの濃厚タンメンです。メニュー刷新前の最後の機会なので、迷わずこの一杯を選びました。
注文は入口近くの券売機で食券を買う方式です。提供の際には、生姜をのせるかどうかを聞いてもらえます。

麺や遊大の歴史と濃厚タンメンが終わる理由
この食べ納めの意味を伝えるには、お店の歩みに触れないわけにはいきません。少しだけ振り返ってみます。
元ラーメンブロガーが開いたタンメン専門店
麺や遊大は、2012年8月25日に富谷市で開業しました。店主は、もともとラーメンブロガーとして知られた方です。食べ歩く側から作る側へと転身し、自家製麺にこだわるタンメン専門店を立ち上げました。
2026年8月25日で、開業から丸14年。仙台市のベッドタウンの住宅街にありながら、行列の絶えない人気店として歩んできました。
宮城県に根付いた濃厚タンメンというスタイル
当時、東京ではすでにタンメン専門店が注目を集めていました。代表格が、2009年創業の「トナリ」です。炒め野菜を山盛りにした白濁スープのタンメンで、人気店として知られていました。
その3年後、2012年に麺や遊大が開業します。東京で盛り上がっていたタンメン専門店が、ついに宮城県にもできた。そんな感覚を覚えた方も多かったと思います。
東京駅そばのトナリ 丸の内店で食べたタンメンのレポートはこちらです。

麺や遊大は、宮城県に濃厚タンメンというスタイルを広めた代表的な存在です。豚骨ベースのクリーミーなスープに、高温で炒めた野菜を合わせる。このアプローチは、当時の宮城県では珍しいものでした。
あっさり系が多い仙台圏のラーメンシーンで、ひとつの個性として長く愛されてきたお店です。辛タンメンや季節の限定メニューなど、タンメンを軸にしたバリエーションの豊かさも魅力でした。
高温で鍋を煽り続けた14年
このお店のタンメンは、注文ごとに野菜を炒めて仕上げます。オープンキッチンで鍋を振るたび、炎が上がる光景は名物のひとつでした。
ただ、高温のフライパンで野菜を煽る作業を、長年続けてきたわけです。それが体の負担になったことが、今回の大きな要因とのこと。濃厚タンメンは10月いっぱいで終了し、メニューを刷新してリニューアルオープンする予定です。
一杯ごとに鍋を振ってきた14年の重みを思うと、この決断にも自然と納得がいきます。
【実食レビュー】麺や遊大の濃厚タンメンを堪能
どんぶりが運ばれてくると、クリーミーな白いスープの上に炒め野菜が高く盛られていました。その脇には鶏チャーシュー。仕上げに生の生姜がのせられ、見た目にも華やかな一杯です。

スープの感想
まずはスープをひと口。豚骨由来のクリーミーでまろやかな味わいが広がりました。とろみのある濃厚な口当たりですが、くどさは感じません。
炒め野菜から染み出た旨みも加わり、飲み進めるほど味わいに奥行きが出てきます。これ、食べてみるとわかるんですが、濃厚なのに重たさが残らないんです。宮城県でこのスタイルのタンメンが広まった理由が、この一口でよくわかると思います。
麺の食感
麺は自家製の平打ちストレート麺です。つるりとした口当たりで、単体ではシンプルな印象。ただ、炒め野菜と一緒にすくい上げると、スープと野菜の旨みがよく絡みます。

平打ち麺の幅がちょうどよく、スープを適度に持ち上げてくれます。
正直なところ、開店当時の麺が大好きでした。今の麺に変わってからは、自分も一緒に来ていた職場の同僚も足が遠のいていたのも事実です。とはいえ、これはあくまで自分の好みの話。野菜とスープとの一体感という点では、今の麺もしっかり役割を果たしていると感じました。
トッピング(具材)

炒め野菜は高温でしっかり火が入り、香ばしさとシャキシャキ感が残っていました。クリーミーなスープとの相性が良く、この組み合わせこそ濃厚タンメンの核心だと改めて感じます。
鶏チャーシューは独特の風味があり、好みが大きく分かれますが、豚骨スープの中でも存在感がありました。淡白になりがちな鶏肉ですが、しっかり個性のある仕上がりです。
店内の雰囲気とサービス
店内はカウンター席とテーブル席があり、ひとりでも家族連れでも利用しやすい造りです。オープンキッチンなので、野菜を炒める音や香りも一杯の楽しみになります。
人気店のため、昼どきや週末は待つこともあります。濃厚タンメンの提供終了が近づくこの時期は、食べ納めの方で混み合うことも考えられます。時間に余裕を持って訪問したいところです。
麺や遊大の濃厚タンメンのおすすめポイント
改めて、この一杯の良さを整理しておきます。
- 豚骨ベースのクリーミーなスープは、濃厚ながらまろやかで飲みやすい
- 高温で炒めた野菜とスープの組み合わせが、タンメンとして完成されている
- 宮城県に濃厚タンメンを広めた歴史あるお店で、一杯に背景がある
こんな人におすすめ
こんな方には、10月までにぜひ足を運んでほしいと思います。
- 濃厚でクリーミーなスープが好きな方
- 仙台圏・宮城県のラーメン文化に関心がある方
- 野菜もしっかり摂れるラーメンを探している方
- 麺や遊大の濃厚タンメンを食べ納めしておきたい方
富谷市・麺や遊大の濃厚タンメンを今食べるべき理由
麺や遊大の濃厚タンメンは、宮城県のラーメンシーンにひとつのジャンルを作り上げた一杯です。今回の食べ納めを終えて、そのこだわりと完成度を改めて実感しました。
- クリーミーで飲みやすい豚骨スープの完成度の高さ
- 炒め野菜との組み合わせによる旨みの重なり
- 仙台圏の濃厚タンメン文化を牽引してきたお店ならではの一杯
濃厚系のラーメンが好きな方、仙台圏で個性的な一杯を探している方には、ぜひ一度訪れてほしいお店です。濃厚タンメンを味わえるのは10月いっぱいまで。メニュー刷新後の新しい顔も、機会があればまた確かめに来たいと思います。
アクセス・詳細情報
公共交通機関なら、地下鉄南北線の泉中央駅からバスを利用します。車なら駐車場があり便利ですが、店舗前は道路に面していてやや停めにくい造りです。店頭や券売機に駐車場の案内が出ているので、指定の場所に停めるようにしてください。
📌 最新の営業情報は公式X、口コミは食べログで確認できます。
