【名取】麺舞 杉のや|ミシュランプレート掲載の超人気店で味噌ラーメン大盛りを食べてきた
名取に「なかなか行けない店」がある。
夜営業がないから、仕事終わりに立ち寄れない。休日に行けば駐車場待ち確定。それでも「次は行こう」とリストに入れ続けている店というのは、やっぱり行く理由があるんですよね。
今回はちょうど仕事納めで早めに解放されたタイミング。昼ごろに会社を出て、名取まで車を走らせることにした。お目当ては、宮城のラーメン好きなら知らない人はいないあの店——麺舞 杉のや。
麺舞 杉のや|店舗情報
| 店名 | 麺舞 杉のや |
|---|---|
| 住所 | 宮城県名取市田高字神明180-1 |
| 電話 | 022-383-5001 |
| 営業時間 | 平日 9:30〜 / 土日祝 9:00〜(スープなくなり次第終了) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | 有(吉野家と共有・約17台)※吉野家専用スペースは利用不可 |
| SNS | 公式X(@ramensuginoya) |
| 情報更新日 | 2026年5月17日現在 |
⚠️ 土日祝は9時オープンですが、開店前から行列ができることも多い人気店です。時間に余裕を持って訪問するのがおすすめ。ピーク時を避けるなら、平日の9時半〜11時前後が比較的入りやすい時間帯です。
ミシュランプレートも獲得した、名取地区随一の実力店
麺舞 杉のやは、名取市田高の仙台館腰線(柳生大通り)沿いに構える、名取地区で1、2を争う超人気ラーメン店だ。
その実力は実績が示している。食べログの「名取・岩沼・県南海岸×ラーメン」ランキングで長年1位を維持し、ミシュランガイド宮城2017にもプレート掲載店として名を連ねた。
店主は製麺会社と割烹料理店という異色の経歴の持ち主。この二つのバックグラウンドが「鯛だし」という一本軸を生み出し、ラーメンとしてのスタイルを確立している。鯛の繊細な出汁をラーメンに昇華させるアプローチは、この店ならではの唯一無二のものと言えるでしょう。
メニュー紹介|4種のラーメンとサイドメニュー
杉のやのラーメンは全部で4種類。大きく「鯛だし系」と「味噌系」に分かれていて、どちらを選ぶかで全く違う表情を見せてくれる。
鯛だし系|透き通った上品なスープが看板
鯛だし醤油は杉のやの看板メニュー。鯛の煮干しをベースに、鯵・鯖・鰯などの魚介と日高昆布を合わせた出汁は、まるで上質なお吸い物のような透明感がある。あっさり・こってりの2択があり、こってりは背脂の甘みが加わって旨みにぐっと厚みが出る。細ストレート麺との相性が良く、スープをすすると鯛の香りがふわりと鼻に抜ける。
鯛だし塩は醤油よりもさらに繊細な仕上がりで、鯛の風味を一番ストレートに感じられる一杯。大盛り・特盛りは不可で、このサイズ感がスープと麺のベストバランスとして設計されている。
味噌系|濃厚でコクのある個性派
味噌は豚骨と魚介のダブルスープに自家製味噌を合わせた、鯛だし系とは対極にある濃厚な一杯。太縮れ麺がどっしりとしたスープをしっかり受け止め、炒めた野菜の甘みがスープ全体に溶け込んでいる。大盛り・特盛りに対応しており、ボリュームを求めるならこちら。
辛味噌は味噌ベースのスープにゴマとスパイスの香りが加わった一杯。辛さはピリ辛程度で、辛みがスープに最初から溶け込んでいるタイプ。辛さの中にも魚介の旨みが感じられる複雑な味わいで、リピーターも多い。
サイドメニュー
鯛飯(数量限定)はぜひ一度試してほしいサイドメニュー。そのまま炊き込みご飯として食べた後、ラーメンのスープをかけてお茶漬け風にいただくのが杉のや流の定番の楽しみ方。売り切れが早いため、狙っているなら開店直後の訪問が必須。
自家製焼豚丼はラーメンのチャーシューより薄切りのものが4枚のった一品。甘じょっぱい味付けで、どの味のラーメンにも合わせやすい。
注文したのは:味噌ラーメン大盛り
本来のお目当ては鯛だし醤油だったのだが、この日は空腹具合がいつもと違った。「今日はボリュームが欲しい」という直感に従って、味噌ラーメン大盛りを注文。同席の同僚は鯛だし塩と銀シャリを頼んでいた。
実食レポート|味噌ラーメン大盛り
名前を書いて待つこと数分、席に案内されてからの着丼は早かった。5分もかからなかった印象。回転の良さはこの店の特徴のひとつで、スタッフ全員女性というチームの連携が、ラーメンの提供スピードを支えているように見える。
スープ:色は濃いめ、でも口に入ると意外なほど軽やか
丼を見た瞬間、「濃そうだな」と思った。色の濃い味噌スープ、中央に盛り上がった炒め野菜、角切りの焼豚。ビジュアルはかなりの迫力だ。
ところが一口飲んでみると、想像とは少し違う。色の割にはサラリとした飲み口で、嫌な重さがない。豚骨と魚介のダブルスープに自家製味噌を合わせた構成で、スープに溶け込んだ炒め野菜の旨みが全体にじんわりと広がる。
斬新さよりも「安心できる美味しさ」という表現が近いかもしれない。一口目から「また飲みたい」と思わせるタイプのスープだと感じた。
麺:太縮れ麺のもちもちした食感が、スープとよく絡む
味噌に合わせているのは太縮れ麺。箸で持ち上げると、スープをたっぷり絡めながら上がってくる。噛むともちっとした弾力があり、麺自体の旨みもしっかり感じられる。
鯛だし系には細ストレート麺が使われていて、メニューによって麺を使い分けているのが杉のやの丁寧な仕事ぶりを示している。太縮れは濃厚な味噌スープとの相性が良く、食べ進めるほどに麺とスープが一体化していく感覚がある。
具材:炒め野菜のバランスが秀逸
もやし・キャベツ・玉ねぎを炒めた野菜が、丼の中央にこんもりと盛られている。これが思いのほか美味しかった。
各野菜の比率と炒め加減が絶妙で、特に玉ねぎの甘みがスープの旨みと綺麗に合っている。「炒め野菜が主役」と言っても過言ではないくらい、この具材が一杯の印象を大きく底上げしている。
角切りの焼豚も甘じょっぱい味付けでよくまとまっていて、スープとの相性も良い。大盛りを選んだが、食べ進めるほどにどんどん満足度が上がっていく一杯だった。
店の雰囲気と混雑について
店内はカウンター9席とテーブルが3卓。決して広くはないが、スタッフの動きが無駄なく、回転の良さがそのままお客さんの待ち時間の短さにつながっている。
名前を書いてから順番を待つスタイルで、待っている間も店員さんの丁寧な声がけがある。この日は土曜日だったこともあり、家族連れが目立った。子どもと一緒に入っているテーブルが複数あって、「杉のやは家族で来る店でもあるんだな」と改めて感じた。
同席の同僚が食べた鯛だし塩も、「かなり美味しかった」と言っていた。透き通ったスープに鯛の出汁がしっかり効いていて、あっさりしながらも物足りなさがないのが杉のやの鯛だし系の特徴らしい。
こんな人におすすめ
- 名取・仙台南エリアで「はずれなし」の一杯を探している人
- あっさり系と濃厚系の両方を楽しめる店で、一緒に行く人の好みが違う場合
- 子ども連れでも入りやすい雰囲気のラーメン店を探している人
- 鯛だしラーメンを一度は試してみたいと思っている人
- 朝ラーができる店を探している人(平日9:30・土日祝9:00オープン)
また来る? 正直なところ
また来る。間違いなく。
今回は味噌ラーメンを食べたが、次は鯛だし醤油か鯛だし塩を試したい。同僚の塩を横目で見ながら「次は絶対こっち」と決めていた。できれば鯛飯も食べてみたいので、早めの時間に来ることが条件になりそうだ。
夜営業がないぶん、なかなか足を向けられない店ではある。だからこそ、仕事納めのタイミングに選んで正解だった。「ごちそうさまでした」と言いながら、次の訪問のことをすでに考えていた。
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その後も杉のやには足を運んでいる。2回目の訪問では、前回果たせなかった看板メニュー「鯛だし塩」と、数量限定の「鯛めし」をようやく食べることができた。鯛だしのスープを二度楽しむ、杉のや流の締め方についても書いているのでぜひ。



アクセス・詳細情報
仙台館腰線(柳生大通り)沿い、吉野家 柳生店の隣に位置している。最寄りは南仙台駅(約1.8km)または名取駅(約2.0km)だが、どちらも徒歩20分以上かかるため、車でのアクセスが現実的。駐車場は吉野家と共有で約17台。吉野家のすぐ隣のスペースは吉野家専用なので注意。満車でも、少し待てば空くことが多い。
