【名取】麺舞 杉のや|鯛だし醤油ラーメン実食レポート|4回目訪問で全メニューコンプリート
久々の麺舞 杉のや。相変わらず混んでいる。
それでも、タイミングよく駐車できた。名前を書いて順番を待つ。意外と回転がいいので、それほど待たずに着席できた。この店の「待ち時間のストレスが思ったより少ない」感覚は、何度来ても変わらない。
今回のお目当ては鯛だし醤油。味噌・辛味噌・鯛だし塩と食べてきて、残るはこれだけになっていた。これを食べれば杉のやの全メニューコンプリートになる。少し感慨深い気持ちで着席した。
▶ 1回目の訪問レポ(味噌ラーメン大盛り):【名取】麺舞 杉のや|ミシュランプレート掲載の超人気店で味噌ラーメン大盛りを食べてきた

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麺舞 杉のや|店舗情報
| 店名 | 麺舞 杉のや |
|---|---|
| 住所 | 宮城県名取市田高字神明180-1 |
| 電話 | 022-383-5001 |
| 営業時間 | 平日 9:30〜 / 土日祝 9:00〜(スープなくなり次第終了) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | 有(吉野家と共有・約17台)※吉野家専用スペースは利用不可 |
| SNS | 公式X(@ramensuginoya) |
| 情報更新日 | 2026年5月17日現在 |
⚠️ 土日祝は9時オープンですが、開店前から行列ができることも多い人気店です。時間に余裕を持って訪問するのがおすすめ。ピーク時を避けるなら、平日の9時半〜11時前後が比較的入りやすい時間帯です。
鯛だし醤油とはどんな一杯か
杉のやの看板メニューといえば鯛だし醤油だ。店主は製麺会社と割烹料理店という二つの経歴を持っていて、その両方の知識がこの一杯に凝縮されている。
スープは鯛の煮干しを軸に、鯵・日高昆布など約10種類の食材を合わせた魚介系出汁に、動物系出汁を加えたダブルスープ構成。仕込みは「分刻み」で食材を煮込むという徹底ぶりで、割烹で培われた繊細な火加減と時間管理がそのままラーメンの出汁作りに応用されている。鯛だしは雑味が出やすい素材だが、丁寧な下処理と弱火での煮出しによって、すっきりとした透き通るスープが生まれる。
淡麗系でありながら物足りなさを感じさせない。杉のやの鯛だし醤油が多くの人を引きつける理由は、まさにそこにある。
実食レポート|鯛だし醤油ラーメン
着丼した瞬間、まず見とれた。
透き通るスープの中に、中細ストレート麺が整然と収まっている。メンマ、チャーシュー、ネギ、煮卵、海苔が丁寧に盛り付けられていて、全体の佇まいが美しい。「きれいなラーメン」というのは、盛り付けだけの話じゃなく、スープの透明度や丼との釣り合いも含めてのことだと、この一杯を前にして改めて思う。
スープ:鯛の旨みが染みわたる、一分の隙もない清湯
スープを一口飲んだ。
鯛だしから引き出された上品で芳醇な旨みが、ふくよかに広がる。主張するわけではない。じんわりと、じわじわと、口の中に染みわたってくる感じ。それを動物系の出汁が下からしっかり支えていて、あっさりとした口当たりながら旨みに確かな深みがある。軽い一杯のようでいて、飲み進めるほどに満足感が積み上がっていく。
醤油だれはカドを立てない丸めな仕上がりで、出汁の味わいに輪郭を添えながら、醤油自体の瑞々しい旨みも加わってくる。「醤油が主役になっていない」のが絶妙で、出汁の旨みを前に立てたまま、醤油がそれをそっと引き立てている。この設計のうまさが、飲み干したくなるスープを生み出している。
鯛だし塩も素晴らしかったが、鯛だし醤油はそれに勝るとも劣らない。醤油だれが加わることで旨みの輪郭がより明確になり、また違う表情を見せてくれる。同じ鯛だしベースでも、全く違う一杯として成立しているのは、タレの設計力の高さだと思う。
麺:エッジの効いた中細ストレート麺
麺は中細のエッジの効いたストレート麺。製麺会社での経験を持つ店主が、このスープのために選び抜いた麺だけあって、スープとの相性が計算されている。
程よく食感を残した茹で上がりで、箸で持ち上げるとスープをほどよく絡めながら上がってくる。ツルリとした喉越しが心地よく、小麦の風味がスープの繊細な出汁の味わいを邪魔しない。スープが主役で、麺はそれを引き立てる脇役——そういう役割分担がしっかり設計されている一杯だと感じた。
食べ始めから最後まで飽きることなく、一気に食べ終えた。スープも麺も、最後の一口まで味が崩れない。これは相当なことだと思う。
具材:上海苔が出汁の深みを引き立てる
具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、煮卵、海苔。シンプルな構成だが、それぞれの質が高い。
チャーシューは豚バラロールで、しっかりとした食感と肉の旨みがある。煮卵は甘みのある黄身がとろりとほどけて、スープとよく合う。メンマは甘めの醤油味で歯ごたえがあり、麺やスープとの相性もいい。
なかでも印象的だったのが海苔だ。黒々とした上海苔で、品質のいい磯の香りがふわりと鼻に抜ける。鯛だし主体の魚介系スープとの相性が抜群で、海苔を一枚スープに沈めてから食べると、旨みの重なりがさらに増す。単なるトッピングではなく、スープの構成要素として機能している具材だと感じた。
全メニューを食べ終えて思うこと
味噌・辛味噌・鯛だし塩・鯛だし醤油。これで杉のやの全メニューを制覇したことになる。
4種類を食べてみて改めて感じるのは、どのメニューにも「これが好きだ」というリピーターが必ずついている理由がわかる、ということだ。鯛だし系は繊細で上品、味噌系は濃厚でパンチがある。まったく異なる方向性のメニューを、同じ店が同じクオリティで出している。この振れ幅の広さが、杉のやの強さだと思う。
お腹だけでなく、心も満たされる一杯だった。ごちそうさまでした。
こんな人におすすめ
- 杉のやに初めて来る人に迷わずすすめられる看板メニューを食べたい人
- あっさりしていながら旨みに深みのある、上品な醤油ラーメンが好きな人
- 鯛だし塩と醤油の違いを食べ比べてみたい人
- 名取・仙台南エリアで間違いのない一杯を探している人
- 美しい盛り付けのラーメンを楽しみたい人
合わせて読みたい
杉のやには計4回訪問し、全メニューを制覇した。各回の訪問レポートは以下にまとめている。
▶ 1回目の訪問レポ(味噌ラーメン大盛り):【名取】麺舞 杉のや|ミシュランプレート掲載の超人気店で味噌ラーメン大盛りを食べてきた

▶ 2回目の訪問レポ(鯛だし塩&鯛めし):【名取】麺舞 杉のや|鯛だし塩ラーメン&鯛めし実食レポート|2回目訪問で看板メニューをついに制覇

▶ 3回目の訪問レポ(辛味噌・臨時夜営業):【名取】麺舞 杉のや|臨時夜営業で杯数限定の辛味噌ラーメンを食べてきた【3回目訪問】

アクセス・詳細情報
仙台館腰線(柳生大通り)沿い、吉野家 柳生店の隣に位置している。最寄りは南仙台駅(約1.8km)または名取駅(約2.0km)だが、どちらも徒歩20分以上かかるため、車でのアクセスが現実的。駐車場は吉野家と共有で約17台。満車でも吉野家側に空きがある場合があるので、諦めずに確認してほしい。
