番外編、東京です。
ラーメン好きなら誰もが知る幡ヶ谷の名店『SOBA HOUSE 金色不如帰』が一時閉店。
その後、間髪入れず移転オープンした『SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店』に行ってきました。
場所は不如帰らしく相変わらずの路地裏。
新宿御苑にほど近く、メトロ新宿御苑前から徒歩1,2分。
今日はJRの新宿から歩いてしまったので迷走。
なんとか開店30分前に到着し、3番手。
今回はJR新宿駅から歩きましたが、メトロ新宿御苑前からの方が圧倒的に近く迷うことも少ないのでおススメ。
東京駅からメトロ丸の内線で20分少々で、幡ヶ谷から比べると圧倒的に行きやすい。
開店となり店内へ。
ちなみに開店直前で30人ほどのならび。東京在住の方にとっては圧倒的に便利な立地になったことも大きいか。
メニューは『真鯛と蛤の塩そば』、『そば(醤油)』、『つけそば(醤油、塩)』があり、これをベースにトッピングで名前が変わります。
全部食べたいところですが、この中から『真鯛と蛤の塩そば』をいただきたいと思います。
せっかくなので『肉めし』も。
ということで、
『真鯛と蛤の塩そば』の煮卵入り1000円と『肉めし』200円をオーダー。
『真鯛と蛤の塩そば』香り立つ白トリュフオイル。
金色のスープに満たされた器には不如帰の絵柄があしらわれています。
白葱の上にはパンチェッタベーコンビッツとインカベリソース、チャーシューの上にはポルチーニのデュクセルなどなど聞きなれないものばかり、もはやラーメンの域を凌駕している感じさえします。
※インカベリーソース・・・食用ほおずきらしい
まずはスープをいただきます。蛤のふくよかで芳しい味わいが口の中に広がりますね。
スープから感じられる真鯛のニュアンスはわずかながら、蛤の旨味と重なることで味わいが華やぎます。
そこに乾物を加えた動物系不使用のトリプルスープ。
なんとも上品で高貴な味わいです。
スープの温度もよく調整されており、ひと口目からしっかりと旨味を感じさせるあたりは流石ですね。
塩ダレは重層的かつまろやか。
素材の旨味に寄り添いながらもしっかりと存在感を示しています。
各種オイルを溶かすとより複雑な味わいに変化します。
スープ本来の旨味を殺すことなく、奥行きを広げる手腕もさることながら、これだけ色々なものが入っているにもかかわらず、旨味の洪水になることなく一つの方向性のなかで、味わいの変化を楽しめます。
麺は中細ストレート。ツルツル滑らかな舌触り、僅かにコシを残したしなやかな歯ごたえ。
麺自体の旨味も申し分なくスープに負けず劣らずの美味しさ。
もちろん、スープとの相性も申し分ありません。
ちなみに、移転後は自家製麺に切り替えられたようなので、ますます進化していくんでしょうね。
チャーシューは肩ロース。こちらも秀逸。
柔らかくもしなやかで、噛むほどに肉の旨味が溢れ出します。
全くもって付け入るスキのない美味しい一杯でした。
『肉めし』この肉うまいですね。
葱のシャリシャリとした食感も心地よい。
そのままでも十分美味しいのですが、ここにスープを回しかけます。
ラーメンの余韻を邪魔することなく、しっかりと満足感を与えてくれます。
サイドメニューを加えるのはいいのですが、ラーメン店である以上、主役のラーメンとのバランスも大事です。
その点の配慮も抜かりなし。
こちらも美味しかった。
あっという間に完食でした。
ご馳走さまです。
『SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店』
住所 東京都新宿区新宿2-4-1 第22宮廷マンション 1F
営業時間 [火~土] 昼11:30~15:00 夜18:30~21:30
[日] 昼11:30~15:00
定休日 月曜日
駐車場 無
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