久しぶりに食べたいものが決まっていた。
仙台・青葉区錦町、定禅寺通り沿いに構える『つけ麺屋しずく』。「仙台にしずくあり」と言われるほど定着したつけ麺専門店ですが、久々の訪問となった今回、最初から狙いは一点。この店で一番好きな『辛いつけ麺』の大盛りです。
限定麺や新作が出るたびについ浮気してしまう自分がいるのですが、結局この一杯が一番好きなんですよね。相当久々のオーダーになりました。
| 店名 | つけ麺屋 しずく 夢 |
|---|---|
| 住所 | 仙台市青葉区錦町1-2-8 |
| 電話 | 022-211-8723 |
| 営業時間 | 月〜金 11:00〜スープなくなり次第終了 / 17:30〜22:00(スープなくなり次第終了) 土・祝 11:00〜22:00(スープなくなり次第終了) |
| 定休日 | 日曜日 |
| 駐車場 | 無(隣接コインパーキング利用) |
| 支払い | 食券制・現金のみ |
| アクセス | 仙台市営地下鉄 勾当台公園駅より徒歩約7〜8分 JR仙台駅より徒歩約10分 |
| 確認日 | 2026年5月3日 |
今回注文したもの
- 辛いつけ麺 大盛
「仙台にしずくあり」と言われるつけ麺専門店
2012年のオープン当時、仙台にはつけ麺専門店がほとんどありませんでした。そこに屋号に堂々と「つけ麺屋」と冠して誕生したのが、この店です。店主の駒井信一さんは、仙台の人気中華そば店「本竈」出身。その後自らの麺を追求し、店の脇に製麺室を作って独立しました。
屋号の末尾に付く「夢」という文字は、この製麺室に駒井さんが付けた名前です。自分の店、自分の麺で勝負するという夢の出発点——そんな想いが屋号に込められています。今では「仙台にしずくあり」と称されるほど仙台のつけ麺シーンに定着し、周辺に中華そば専門店「仁屋」や「しずく家」も展開するグループへと成長しました。
店内は黒を基調としたスタイリッシュな内装で、カウンター8席+テーブル8席の計16席。スタッフの接客が元気で明るく、女性一人でも入りやすい雰囲気があります。行列ができる日は外まで並びますが、スタッフが外に出てきてメニューを取りに来てくれるので、着席後の待ち時間は短く感じます。
この店の最大の武器は「麺」
「つけ麺は麺が命」——この信条は創業時から一貫しています。北海道産をはじめとする国産小麦をブレンドした自家製麺を、なんと1日2回に分けて製麺しています。鮮度の良い状態で提供するためのこだわりで、打ちたての麺は何もつけずそのまま食べてもおいしいと駒井さんが話すほどです。
麺量は小(250g)・並(288g)・大(430g)まで同額で選択可能。あつ盛りとひや盛りも選べます。並でも一般的な大盛りに近い量があるので、初めての方は並から試してみるのがいいかもしれません。
実食レポート|辛いつけ麺(大盛)


10分ほど待って着丼。相変わらず、光沢のある美しい麺です。見た瞬間からテンションが上がります。
麺|ツルツル、もちっと。これだけで食べられる
まずはつけ汁につける前に、麺だけで一口いただきます。これ、大事な儀式なんですよね。ツルツルとした舌触り、もちっとした弾力。1日2回製麺しているという鮮度の良さが、そのまま食感に出ています。光沢があるのは、水切りをしっかりしてから提供している証拠でもあります。
大盛り(430g)でも、この麺のクオリティならあっという間に食べてしまいます。量が多いと後半に麺が伸びてくることが気になる場合もありますが、しずくの麺はしっかりとしたコシがあるので、最後まで食感が保たれるんですよね。
つけ汁|辣油と山椒。二種類の攻めが交互にやってくる
辛いつけ麺のつけ汁は、四川山椒の芳ばしい辛みと甘味が特徴のカラシビ系です。辣油系の辛みと山椒系の痺れが、それぞれ異なるタイミングで舌に届いてくる感覚があります。「辛い」と「痺れる」が絶妙なバランスで組み合わさっていて、箸が止まらなくなります。
正直なところ、塩分は高めです。ただ、比較的サラッとした質感のつけ汁なので、麺へのまとわり方が濃厚魚介ほど多くなく、しょっぱく感じることはありません。麺を半分だけ浸けながら食べるくらいのペースがちょうどいいですね。
この辛いつけ麺、メニュー表では端の方に小さく掲載されているのですが、他のお客さんの注文を聞いていると、ほぼこれを頼んでいるという状況でした。「隠れた看板」どころか、実質的なナンバーワンメニューじゃないかと思います。
具材|メンマの歯ごたえ、スープを含んだ柔らかい肉
メンマは適度な歯ごたえがあって、つけ汁の辛さの中でいいアクセントになっています。肉はスープの旨味を含んでしっとり柔らかく仕上がっていて、これもつけ汁との相性が良いです。シンプルながら、各具材がきちんと役割を果たしている構成だと思います。
スープ割り|最後まで一滴も逃さない
麺を食べ終わったらスープ割りをお願いします。辛みが和らいで、つけ汁の旨味がすっと広がる。最後の一杯として、これが本当に美味しい。圧倒的な勢いで完食して、スープ割りまで飲み干しました。
全メニューガイド|初めての方に知っておいてほしいこと
しずくには個性豊かなラインナップが揃っています。初めての方はどれにしようか迷うと思うので、各メニューの特徴を整理しておきます。
濃厚魚介つけ麺|看板メニュー。最初の一杯にどうぞ
鶏ガラとゲンコツを20時間かけて炊いた動物系スープに、魚介ダシと魚粉を加えた濃厚スープ。つけ汁に浸けるというより「麺が染まる」感覚と表現する人もいるほど、スープの存在感が強い一杯です。蔵王地養卵を使った味玉と厚切りチャーシューのセット(全部入り)がおすすめ。大盛無料、あつ盛り・ひや盛り選択可能です。
味噌つけ麺|濃厚スープに自家製熟成味噌を合わせたコクの一杯
魚介スープをベースに自家製熟成味噌を合わせた、スパイス感のある仕上がり。ねぎ・ニラ・ひき肉・メンマ・もやし・巨大な角切りチャーシューと具沢山で、食べごたえ抜群。次に訪れた時は、ぜひ食べてみたい一杯です。
坦々つけ麺|自家製芝麻醤のコクと辣油の痺れ
自家製芝麻醤(チーマージャン)をたっぷり使ったタレに、山椒と特製辣油を合わせた一杯。辛さ・酸味・甘味のハーモニーが、食べ進めるほどクセになる設計です。
台湾まぜそば|今やオーダーの7割を占める事実上の看板
卵黄をのせた唐辛子炒めの旨辛豚挽肉に、白ネギ・ニラ・刻み海苔・魚粉・ニンニクを合わせ、もちもちの極太麺と豪快に混ぜていただく一品。最後に追い飯(無料)を投入して〆るのが定番の食べ方。ニンニクの有無、辛さの増減も調整できます。食べログによると今や注文の7割を占めているそうです。
汁なし担々麺|山椒の痺れと芝麻醤のコクが唸る
自家製芝麻醤のコクに山椒と特製辣油が効いた、まぜそばスタイルの一杯。辛さ・酸味・甘味のハーモニーが際立ちます。こちらも追い飯対応で、最後まで楽しめます。
雰囲気・接客
定禅寺通りの大通り沿いという立地で、店内に入ると黒を基調としたシャープな空間が広がります。元気の良いスタッフの声と手際の良い動きが、この店の活気を作っています。行列時には外まで注文を取りに来てくれるので、並んでいる時間も無駄になりません。食券制でスムーズに動いているので、回転も速い印象です。
こんな方におすすめ
- 辛みと痺れのあるつけ麺が好きな方(辛いつけ麺は必食)
- もちもち弾力のある自家製麺を求めている方
- ボリュームをしっかり食べたい方(大盛り無料は嬉しい)
- 台湾まぜそばや汁なし担々麺など、つけ麺以外の選択肢も楽しみたい方
- 仙台駅・勾当台公園駅周辺でアクセスのいい麺店を探している方
まとめ
辛いつけ麺は、この店を代表する一杯です。メニューの端に小さく掲載されているにもかかわらず、店内の大半の人が頼んでいるという事実がすべてを語っています。この辛みと痺れのバランスは、一度ハマると他では代えが効かない。久々に食べて、やっぱりこれが一番好きだという確信が更新されました。
次こそ、まだ食べていない味噌つけ麺を試したいと思います。ごちそうさまでした。
勾当台公園駅から徒歩7〜8分、仙台駅からも徒歩約10分と公共交通でアクセスしやすい立地です。駐車場はありませんが、店舗に隣接してコインパーキングがあります。昼のピーク時は外まで並ぶことがあるので、開店直後か時間をずらした訪問がおすすめです。
