泉ヶ岳にオープンした『麺匠独眼竜』に行ってきました。
『麺匠独眼竜』はもともと登米市で開店し、人気のお店でしたのでずっと行ってみたいと思っていました。
ただなかなか足を運ぶ機会がないと思っていたら、お店の方が仙台に来てくれました。
ありがたい。
最近は『中華そば笹生』といい県北から仙台への流入が続いていますね。こちらとしては嬉しい限りですが、そこに通われていた方は残念だろうなと思ってしまいます。
場所は仙台市泉区と言うよりも、むしろ泉ヶ岳と言った方が早い。
泉ヶ岳に向かう道路の左側に面しており、意識していけばすぐに見つけれらると思います。
位置的には途中、『岳山珈琲』を通り過ぎて数百メートル。泉が岳の大駐車場からはだいぶ手前です。
駐車場は10台ほど止めれる感じですね。
お店に到着すると2人ほどの待ちができておりそこに連結。
店内で待つことはできず、外待ちが基本。食券の購入も店内に案内されてからのようです。
席が空いても、すぐには案内されない感じでゆったりとしたオペレーション。
今日は小雨混じりでしたので傘をさして待ちました。
ただここは泉が岳、しかもかなり上の方なので、冬の外待ちは天気が良くないと厳しいかなと。
冬場スキーによく来ますが、風のある日だとこの辺り地吹雪が凄いんです。
名前を記入して車内待ちできるようになどの対応が必要ではないかと感じました。
まーそれは置いといて、店内に入り券売機と向き合います。
今のところメニューは2種類が解放されています。
『醤油らぁ麺』と『塩らぁ麺』
いずれも価格は1000円也。
ノーマルで1000円のラーメンを食べるのはミシュランの星を持つ巣鴨の『Japanese Soba Noodles 蔦』以来ですね。その『蔦』ですら2017年の新味投入時に100円引き下げ900円となったのですが・・・。
ということで期待値はマックス以上。
今回は『醤油らぁ麺』1000円をお願いしました。
カウンターに座り調理を眺めます。
一度に茹でる麺は一玉のみ、しかも平ザルを使ってのこだわりの麺茹で。
テーブルには立派な木製のトレーとともに箸とレンゲが行儀よく並べられ、まるで高級和食店のようなたたずまい。
『醤油らぁ麺』綺麗ですね。
濃いめのスープに綺麗に泳ぐ麺。
そこに盛り付けられたチャーシュー、メンマ。
彩りの三つ葉。
まずはスープからいただきます。
瑞々しい醤油の旨味は角の取れたまろやかな味わい。それを支える旨味は鶏を主体とした滋味深さ。
何か突出したものがあるわけではなく、全体で一つの旨味を紡ぎ出すような繊細な味わい。
むしろラーメンスープと言うより、和食のお出汁をいただいているような印象を受けます。
麺はストレート細麺。
とても柔らかな茹で加減となっており、食感はかなり控えめです。
油分が絡みつやつやとすべるような舌触り、啜るとスープの旨味がじんわりと感じられます。
ただ好みの問題ですが、この手の麺はあまり麺を食べている実感がなく少し物足りなさを感じます。
むしろ麺が主役というよりもスープを味わうための麺という印象を受けました。
しかしスープとのバランスという点では均整がとれており、このスープにおいてはベストマッチの麺なのかもしれません。
すべるような舌触り、啜るとスープの旨味がじんわりと感じられます。
ただ好みの問題ですが、この手の麺はあまり麺を食べている実感がなく少し物足りなさを感じます。
むしろ麺が主役というよりもスープを味わうための麺という印象を受けました。
しかしスープとのバランスという点では均整がとれており、このスープにおいてはベストマッチの麺なのかもしれません。
チャーシューはしっかりと肉感のある噛み応え、噛むほどにその旨味が広がります。ローストされた際の燻製香も心地よく、とても美味しいチャーシューですね。
メンマも肉厚で柔らかさと硬さのバランスが良く美味しいですね。
とても上品な一杯で美味しかったと思う反面、上品であるが故の物足りなさも少なからず感じてしまいます。
さらに価格もハイプライスなだけに、より一層そう感じてしまうのかもしれません。
また機会があったら伺ってみたいと思います。