【2026年最新】仙台ラーメンおすすめ10選

中華そば一休|塩中華そば実食レポ【仙台榴ヶ岡】

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夜8時半に店に着いて、まだスープが残っていた。

仙台・宮城野区、榴ヶ岡駅から徒歩2分の場所に構える『中華そば一休』。オープン当初は行列が絶えなかったこの店も、ようやく落ち着いてきたのか、夜の訪問はすんなり入れるようになってきました。前回は醤油をいただいたので、今回の狙いはもう一方の看板、『塩中華そば』です。

店舗情報
店名中華そば 一休
住所仙台市宮城野区宮城野1-1-37
電話022-297-2332
営業時間火〜金 11:00〜15:00 / 17:30〜21:00
土・日・祝 11:00〜(スープなくなり次第終了)
定休日月曜日(祝日の場合は火曜日)
駐車場無(近隣のコインパーキングを利用)
支払い食券制・現金のみ
アクセスJR仙石線 榴ヶ岡駅 2番出口 徒歩2分
JR仙台駅より徒歩約15分
楽天生命パーク宮城 至近
確認日2026年5月3日
目次

今回注文したもの

  • 塩中華そば

元営業マンが7年の修業で辿り着いた一杯

店主の井上さんはもともと会社員として営業職に就いていました。ラーメンが好きで各地を食べ歩くうちに、作り手になりたいという気持ちが芽生え、29歳で退職。約7年間、有名ラーメン店5店舗を回って修業を重ね、2013年12月にこの場所でオープンしました。

屋号の「一休」は、あの一休さんから。覚えやすく、親しみやすい名前にしたいという想いと、素朴で飾らないラーメンで勝負しようとする店主の意思が込められています。実際、だしは何種類もの素材を組み合わせながら、えぐみをうまく調和させて旨味を追求し続けているといいます。

店内はカウンター7席のみ。こぢんまりとしたつくりですが、食券制でテンポよく回転するため、見た目以上に入りやすい空間です。店主と奥さんの2人体制で切り盛りする、家族的な雰囲気もこの店の魅力のひとつ。女性一人でも気兼ねなく入れますし、ベビーカーでの入店も可というのが、この店の懐の深さを表しています。

スープの設計が際立つ店

一休のスープは、大きく2系統の出汁を合わせて作られています。動物系は宮城産若鶏ガラを主体に丸鶏やゲンコツを加えたもの。魚介系は焼きアゴ(長崎)、カツオ(鹿児島)、平子にぼし(鳥取)、白口にぼし(香川)、サバ(熊本)、宗田節(高知)、背黒にぼし(千葉)、うるめ(長崎)など、全国から厳選した約10種の節を使用しています。さらに煮干しは季節によって産地や仕入れ状況に応じて使い分けており、京都の乾物屋から直接仕入れているというこだわりぶりです。

塩ダレには沖縄産の塩を中心に厳選した3種類をブレンド。帆立、海老、イカなど魚介のうま味も加え、まろやかさとコクを両立させています。醤油とは設計がまったく異なる、塩でしか出せない表現を追求した一杯です。

麺は北海道産プレミアム小麦「ゆめちから」を使い、粉の配合まで指定して特注している低加水の極細ストレート麺。スープとの絡みを最優先に設計されています。

実食レポート|塩中華そば

塩中華そば|中華そば一休

着丼から5分とかからずに運ばれてきた塩中華そば。丼を見た瞬間、まず目を引くのはその美しさです。透き通ったスープに、きれいに並んだ具材。盛り付けの丁寧さだけでも、この店が一杯一杯に向き合っていることが伝わってきます。

スープ|きりっと張りつめた、日本酒のようなキレ

一口目から、印象が鮮明です。きりっと辛口の日本酒のような、張りつめた緊張感のある味わい。あっさりしているのに、口の中にじわじわとした旨味の余韻が広がってくる。

宮城産若鶏ガラをベースにした動物系の出汁と、10種に及ぶ節の魚介系が見事に溶け合っています。どちらかが突出するわけではなく、互いが引き立て合いながら一体感を生み出している。これは「引き算」の設計だと思います。余分なものを足さず、それぞれの素材の良さだけを丁寧に引き出した結果が、このクリアなスープに表れています。

塩ダレはスープの輪郭を際立たせながら、けっして前に出過ぎない。沖縄産の塩を中心に3種をブレンドし、帆立・海老・イカのコクも加えたこのダレは、まろやかさの中に凛とした存在感があります。飲み干してしまいたくなる一杯です。

麺|プツンと切れる低加水細麺。スープとの一体感が高い

塩中華そばの麺|中華そば一休

麺は北海道産「ゆめちから」を使った特注の低加水極細ストレート。噛むとプツンと切れる、歯切れの良さが特徴です。ツルッとした心地よいのど越しもあって、細麺ながらしっかりとした存在感があります。

スープへの絡みが抜群で、麺を口に運ぶたびにスープの旨味が一緒についてくる感覚があります。これは低加水ならではの特性で、あのクリアなスープをしっかり持ち上げてくれる設計になっているんですよね。麺を通して感じるスープ感がとても良く、この組み合わせは計算されつくしていると感じます。

具材|弾力とトロけが共存するチャーシュー

チャーシューはしっかりした味付けで、噛むと部位によって弾力のある部分とトロッと溶ける部分が共存しています。肉と脂のバランスが絶妙で、このスープと合わせると旨味がさらに増す感じがします。シンプルな見た目のわりに、食べごたえのある一枚です。

その他の具材もそれぞれ丁寧な仕事ぶりが感じられます。全体として、飾りすぎず過不足のない仕上がりで、スープの邪魔をしない構成になっています。

この店を深く知るための、メニューの話

一休の面白さは、基本の醤油・塩だけにとどまらないところにもあります。塩スープに南高梅をのせた『梅塩中華そば』は通年提供で、甘酸っぱい梅の風味がスープに溶け込む独特の一杯。麺が見えないほどレモンをのせた『レモン中華そば』は、この店を全国区にした看板メニューのひとつです。

そして、一休といえばどうしても触れたいのが冬季限定の『せり中華そば』です。秋田・三関産のせりを使い、根っこを歯ブラシで一本ずつ洗うという手間のかかった一杯は、12月から2月にかけて県外からわざわざ訪れる人が出るほどの人気を誇ります。夏には山形のだしとレモンを合わせた『冷やしだしレモン中華』、秋冬には燕三条系中華そばといった期間限定メニューも登場し、リピーターを飽きさせない工夫が続いています。

また、醤油とは違う醤油を使った濃口スープの『一休ブラック』も個性的な一杯。次に訪れる時の候補が絶えない店です。

雰囲気・接客

店内は狭いながら、居心地の良さがあります。店主の井上さんは元営業職だけあって接客が自然で温かく、初めての訪問でも緊張しない。カウンターに座って目の前で一杯が仕上がっていくのを見ながら待つ時間も、この店ならではの楽しさです。楽天生命パーク宮城に近いこともあり、選手のサイン色紙が飾られていたりと、地域に根ざした空気感も感じられます。

こんな方におすすめ

  • あっさりしているのにコク深い、淡麗系の中華そばが好きな方
  • スープの設計にこだわりを感じる一杯を探している方
  • 仙台駅周辺から気軽にアクセスできるラーメン店を探している方
  • 冬にせり中華、夏に冷やし系と、季節ごとに訪れたい方
  • 女性一人・子ども連れでも入りやすい店を探している方

まとめ

塩中華そばは、完成度の高い一杯です。あっという間に食べ終わってしまいましたが、そのスピードが満足度の証拠でもあります。

次は梅塩中華そばを試してみたいですし、冬にはせり中華そばも食べに来たいと思っています。この店には、また来る理由がいくつもあります。ごちそうさまでした。

アクセスは榴ヶ岡駅から徒歩2分と非常に便利です。駐車場はないため、車の場合は近隣のコインパーキングを利用してください。スープがなくなり次第終了なので、特に夜の訪問は早めの時間帯を狙うのがおすすめです。

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