今年も残すところあと1日。
たぶんこれが今年最後のラーメンですかね。
今日は山形。
ずっといきたかったお店に初来店です。
『支那そば無双庵』
仙台から食べに行かれる方も多いのではないでしょうか。
というのも『支那そば無双庵』の店主は独立以前『麺屋とがし 龍冴』の店長をされてた方だからです。
その当時の『麺屋とがし龍冴』は自分は一番好きな時代でしたね。
レギュラーメニューもさることながら、限定麺の完成度も高く、何を食べても美味しかったイメージが今も残っています。
さすが山形。
雪がすごい。笹谷もかなりデンジャラスな状況でしたが、なんとか開店前に到着。
無事、駐車場にも止めることができました。
ちなみに駐車場は10台程でしょうか。
積み上げられた雪のため、フルに駐車できなさそうでした。
雪国は開店前の準備に雪かきが加わるのでほんと大変そうです。
店内に入りまずは券売機と向き合います。
基本的メニューはラーメン系、つけ麺系、汁なしに別れます。
今後のために現時点の主なメニューをまとめてみました。
これらをベースにトッピングで商品名が変わります。
[メニュー抜粋]
商品名 | 備考 |
---|---|
海老そば | あっさり OR こってりから選択 |
海老みそらーめん | あっさり OR こってりから選択 |
海老辛みそらーめん | あっさり OR こってりから選択 |
魚貝そば | あっさり醤油 |
Gそば | ニボ、海老、辛シビから選択 |
3種のドロそば | こってり醤油(鰹、ニボ、辛シビから選択) |
4種のつけ麺 | 海老、鰹、ニボ、辛シビから選択 |
汁なし |
『麺屋とがし』の面影を感じるラインナップ。
イロイロ組み合わせを変えるとかなりのメニュー数になりますね。
今回選んだのは『Gそば』
やはり店主の出身『麺屋とがし 龍冴』というと自分的にはG系のイメージが強いので、その名前にGをすえたメニューをチョイス。
こちらはテイストが3種類(ニボ、海老、辛シビ)の中から選べます。
野菜増しやにんにく、生姜のトッピングも可能。
今回は野菜増しは遠慮して、生姜のみトッピング。
というとで
『Gそば 〜ニボ〜』880円をオーダー。
『Gそば 〜ニボ〜』全部のせではないもの豪華です。
そしてセンスの光る盛り付け。
モヤシの上にはオニスラ、そしてミツバが彩りを添えます。
その脇に横たわるぶ厚いチャーシューが2枚。
全体的に振りかけられた黒胡椒が立体感を際立たせてくれます。
見ているだけで美味しそう。
ではではスープからいただいてみます。美味い。
動物系の下支えの上で伸びやかに広がる煮干の旨み。
切れ味鋭い醤油ダレと煮干由来の塩味や酸味の匙加減が絶妙。
さらにスープが持つ甘みと背脂の甘みが、際限なく広がるスープの躍動感を引きたてるとともに、ほっとした安心感を与えてくれます。
濃厚でありながら、あっさりととした印象も与えてくれるスープはレンゲを置くこともままならない吸引力。
麺は平打ちの極太麺。この麺がまた美味い。
つややかな麺肌、加水率高めのモチモチとした食感。
全粒粉配合の麺は味わいも良く食べ心地がとてもいい。
そして特筆すべきはスープとのバランス。
麺の表層がスープの旨みでしっかりとコーティングされており、麺を食べながらにしてその味わいが楽しめる。
スープを引き立てながら、自己の魅力も存分に発揮できた稀有な組合せは流石の一言。
この麺を作り上げた酒井製麺?にも是非拍手を送りたい。
野菜はシャッキシャキの歯ごたえが心地よい。
オニスラの清涼感、わずかな辛みも濃厚なスープにはよくあいます。
スープの旨みを纏った麺と一緒にいただけば、それぞれのシナジーでさらなる高みに昇華。
チャーシューも絶品。柔らかい豚肉は噛むほどに肉の旨みが広がります。
もちろんスープ、麺との相性も抜群。
そのまま食べるもよし、ほぐして麺と一緒にいただくもよし。
G系ながらボリュームを感じる間も無くあっという間に完食。
さすがと言わずにはいられない。まさに「別格」と認めざるを得ない完成度の高さ。
こうなると他のメニューもぜひぜひ食べてみたくなりますね。
また雪が溶ける頃にお邪魔したいと思います。
普段使い出来る山形の方が羨ましい。
ご馳走様でした。
『志那そば 無双庵』
場所 山形県山形市久保田2-1-6
営業時間 11:00~15:00
定休日 月曜日
駐車場 有(店舗前10台ほど)
Twitter https://twitter.com/60daysnetakiri