『松戸富田麺絆』
言わずと知れた松戸の名店『中華蕎麦とみ田』の東京初出店となるお店が、東京駅のすぐ脇KITTEの地下一階「ラーメン激戦区」に『松戸富田麺絆』としてオープン。
引用:https://www.tokyoinfo.com/news/event/ramen-gekisenkuopen.html
「らーめん激戦区」とは、東京駅地下のラーメンストリートと同じように有名店を一堂に会したものとなっています。
現時点では『松戸富田麺絆』以外にも、『四川担々麺 阿吽』、『せたが屋』系列の『中華そば 福味』、『東京スタイルラーメン ど・みそ』、『博多屋台ラーメン一幸舎』の合わせて5店舗が出店。
これから人気に応じて適時入れ替えが行われていくんでしょうね。
東京駅からのアクセス抜群というか限りなく東京駅なので、観光や出張の際など気軽に立ち寄れます。
ちなみに東京駅丸の内南口からKITTE地下の店舗前まで徒歩1分というところです。
東京駅地下のラーメンストリートとともに東京駅で名店の味を気軽に楽しめるのは嬉しい限りですね。
この『中華蕎麦とみ田』はずっといってみたいと思っていましたが、整理券方式だったりとハードルが高すぎるので敬遠していましたが、それが東京駅で食べれるようになるとは驚きです。
まー流石に本店で食べるものと同じだとは思いませんが、その感じだけでも味わえれば十分満足ですね。
現地到着は午後7時過ぎぐらいでしたが、人気ラーメン店が軒を連ねる中、『松戸富田麺絆』と『四川担々麺 阿吽』のみが行列を作っているようでした。
もちろん『松戸富田麺絆』の列に加わります。この時点で15人ほど。
東京駅地下ラーメンストリートの『六厘舎』に比べればなんてことない人数です。
席数が多いこともあり回転もまずまずのようです。
メニューは『濃厚つけ麺』、『もりそば(元祖つけ麺)』、『中華そば』とあります。
『もりそば』と『中華そば』は店主の師匠でもある『大勝軒』の山岸一雄さんが提供していたメニューを復刻したもののようです。
全メニュー気になるところですが、
今回は『濃厚つけ麺』の並920円をオーダー。
『濃厚つけ麺』極太麺が束状に綺麗に盛りつけられています。貫禄があるたたずまいですね。
まずはその極太ストレート麺からいただいてみます。
それにしても太い。割り箸のような太さ。口に入れると舌触りもよく、全体的に均一な弾力感があります。
旨味が濃いというか小麦の密度が高くズッシリとした重量感のある麺ですね。
噛み締めると小麦の旨味がこれでもかと口の中に広がります。
スルスルっと喉ごしを感じながらいただくというより、しっかりと噛み締めながら麺の旨みを味わりながらいただくタイプに感じます。
つけ汁はこちら。
見るからに濃厚なスープの上に魚粉、なると、海苔、柚子皮、ねぎが見えます。
つけ汁の中には小ぶりの肉塊とメンマがひそんでいました。
つけ汁のみ味見。濃厚な魚介の旨味がすごいですね。
粘度もある上に塩分濃度も高めとなっておりそのままいただくには塩っぱいくらい。
魚粉が入っていることもあり滑らかな中に、ザラザラとした粒子感も感じます。
ではここに極太ストレート麺を投入。
極太麺に濃厚なつけ汁がよく絡みます。
つけ麺の食べ方として、麺の半分だけつけ汁に浸して食べると説明書きにありましたが、麺が長い上に極太ということもあり、その食べ方はとても無理でしたのでズブズブ浸していただきます。
極太麺ということもあり、この濃厚なつけ汁に負けることなくしっかりと麺の存在感を感じます。
流石に美味しいですね。いろいろ食べていますが他店とは一線を画する味わい。
豚骨、鶏などの動物系の濃厚な旨みに魚介系の旨みを重ねて作られたつけ汁の旨みと麺の旨み甘みが互いに一歩も引かずにぶつかり合いながら一つの味を作り上げる格闘技のような一杯ですね。
さらにほのかに感じる酸味が食欲を刺激してくれるとともに、柚子のニュアンスが濃厚なつけ汁に爽やかな風を起こしてくれます。
そして麺自体があまり水分を寄せ付けないため、全くつけ汁が薄くなりません。
食べ進めても最初の美味しさをずっとキープしていますね。
最後にスープ割を頼みたいところでしたが、連食でお腹が苦しかったこともあり、今回はパスしてしまったのが心残り。
でも念願の『中華そばとみ田』を感じることが出来たのでとても満足。
便利な立地なのでまた伺いたいですね。
ご馳走様でした。
『松戸富田麺絆』
住所 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内 B1F
営業時間 [月~金]11:00~22:00(L.O.)
[土・日・祝]11:00~21:00(L.O.) 日曜営業
定休日 無