番外編 しばらく前に行った東京です。
神田神保町にある『つけそば神田 勝本』にお邪魔しました。
こちらは水道橋にある『中華そば 勝本』の2号店のようです。ちなみに『銀座八五』も同じ系列です。
おそらくこちらに足を運んだのは6度目くらいにはなるかと。いつも昼休憩では戻れないくらい列が伸びていて断念せざるを得ませんでしたが、今回は並び6人ほど30分もかからず店内に入れました。
メニューは基本2種類。
『清湯つけそば』と『清湯そば』
ちなみに清湯とかいてチイタンと普通読みますが、こちらの場合はしょうゆと読むようです。
今回は『清湯つけそば』830円をお願いしました。
『清湯つけそば』
なんと麺が2種類の合い盛り。
面白いですね。合い盛りはテンションが上がりますね。
麺の横には海苔が添えられています。
つけ汁はこちら。
透き通るスープにネギ、ナルト、チャーシューが見えます。
美味しそうですね。
ますは麺からというか麺のみ。
ストレート細麺。
麺肌滑らかつやつやと滑るように口の中へ。
パツンとした歯応え。
続いて平打ちの中太麺。
こちらも滑るようなつややかさ。
噛み締めるとモチっとした弾力。
どちらも素材の旨味が強く感じられます。
そのままでも十分な美味しさですね。
つけ汁は魚介系の旨みが主体。
んーー。
旨い。すごく旨い。
あっさりとしつつも柔らかで重層的な旨味が織りなす深いコク。
鷄、煮干、魚介、何かが突出して味を作っているというよりも様々な旨味を重ねることで紡ぎ出される繊細な味わい。
塩気と酸味のバランスも絶妙。
柚子の風味が爽やかさを演出してくれます。柚子が加わることでなんとなく味にひっかかりが出来るのが良いですね。
そのまま飲み干したくなるおいしさですね。
そのつけ汁に麺を落とします。
麺の旨味、スープの旨味、合わせることで生まれる新たな美味しさ。
しかも細麺と太麺。
麺の食感、スープの絡み具合の違いで感じ方も変わります。
自分的には太麺が好みです。
モチっとした弾力、噛み締めた時に広がる小麦の旨味、それを包み込むように広がる様々な素材の旨味。重ねることで生まれる新たな味わい。
ため息がでますね。
もちろん細麺も旨いです。
麺の食感を活かすためにも軽くつけ汁につけるぐらいがちょうどいいバランスです。
合い盛りは楽しいですね。
チャーシューは豚バラ肉。
スープの旨みを纏うことで素材のポテンシャル以上の美味しさ。
脂にも上品な甘味があり、こだわり抜いた素材であることは一目瞭然。
締めはスープ割。
スープの量が調整され、さらにカボスまで提供されます。
新たにだし汁の旨味が加わり、そこにカボスを絞ることでスープの旨味がさらに引き立ちます。
美味しかった。
毎日でもいただきたいつけ麺でした。
スープ割りを飲み干しても全く罪悪感を感じない綺麗な味わいでした。
こうなってくると『清湯そば』、いわゆるラーメンも食べたくなりますね。
ご馳走様でした。